皆さん、『ペンギン』好きですか?

僕は大好きです。あのフォルムが、動きが、色合いがたまらない!(*^^*)
今回は題名見た瞬間手にとった『ペンギン・ハイウェイ』を紹介します
作者の森見登美彦さんの文章も好きだったりします
きっとこのページを見ているのは、
- 名前に惹かれて読もうか考えながら検索してきた
- 読み終わった後、他の人がどう感じたのか検索してきた
のだと思います。
そんな人に向けて『ペンギン・ハイウェイ』をどう捉えたか、僕の意見を語っていきます
ペンギン・ハイウェイの3行あらすじと作品の雰囲気
- 街中にペンギン襲来
- 小学4年-科学の子-と謎多きお姉さん
- ひみつがバレる日
あらすじ見てもよくわからないと思う。
でも大丈夫!読んでもよくわからないから(笑)
この作品は第31回日本SF大賞受賞して、2018年にアニメ映画にもなっています。
アマゾンプライムでも★4あります!
さぞ素晴らしいだろうって期待して見ると、モヤッとして終わると思う…
理由は、
- そもそもなぜ・・・?みたいなところは語られない
- 謎は謎のまま最後まで終わる

そうなんです。深く考えちゃいけないんです。
ただ、文章を読んで感じる
- ペンギン達が街中でパタパタしているという、ワクワクする想像
- 子どもの可愛い研究・考察
- 夏の空の青さ
それをそのまま受け取れれば、素晴らしい作品だと思う。
ペンギン・ハイウェイの感想
導入部分
僕は冒頭のこれで、やっぱり森見さんの文章好きだなって思いました。
ぼくはたいへん頭が良く、しかも努力をおこたらずに勉強するのである。> だから、将来はきっとえらい人間になるだろう。
~中略~
ぼくは毎日ノートをたくさん書く。みんながびっくりするほど書く。おそらく日本で一番ノートを書く小学四年生である。あるいは世界で一番かもしれないのだ。先日、図書館でミナカタ・クマグスというえらい人の伝記を読んでいたら、その人もたくさんのノートを書いたそうだ。だから、ひょっとするとミナカタ・クマグスにはかなわないかもしれない。でも、ミナカタ・クマグスみたいな小学生はあまりいないだろう。> ぼくはこの習慣のおかげでずんずんえらくなって頭角を現してきた。
森見登美彦著 『ペンギン・ハイウェイ』
『夜は短し歩けよ乙女』でも思いましたが、森見登美彦さんの小説は、冒頭でぐっとその世界が想像できる文章が好きです
基本的にはどこかぶっ飛んだ設定なんですが、人物像や風景が自然と想像できるのは素晴らしい!
小学校4年生の少年たち
歯科医院のお姉さんが気になる小学校4年生。科学の子アオヤマ君
- プロジェクト・アマゾン(ただ川を上流に進む)
- ペンギン・ハイウェイ
- 歯科医院のお姉さん
- スズキ君帝国
等々小学生らしい研究をこなす少年。
この少年目線で語られる物語は、現実離れしつつも、可愛らしさを含んでいるんです
この少年と一緒に研究しているのがちょっと内気なウチダ君
真面目に考察するなら、ウチダ君の『宇宙や死』の考え方が、ペンギンや海、お姉さんに対する謎の答えだと思う。
だけど、あえて言おう
深く考えちゃいけない!
歯科医院のお姉さん
いろいろな謎を持っているお姉さんで、この人も主人公
アオヤマ君が内面的な主人公なら、お姉さんはその動きが想像できる外面的な主人公って感じ
- コカ・コーラ缶をぶん投げてペンギンに変えたり
- 雨の日に傘をぐるぐるして植物出したり
その動きや状況を映画で見てみたいなって思える
きっとそれを小説で想像して、映画で観れたらいい映画だと思えるはず
逆に言えば、映画から観たら消化不良で微妙な映画だったとなってしまうだろうなぁ
書籍情報と著者紹介
◆著者/森見登美彦 受賞歴
熱帯はまだ読んでないのでまた今度読んだら感想書きます
2003年 - 『太陽の塔』で第15回日本ファンタジーノベル大賞受賞
2007年 - 『夜は短し歩けよ乙女』で第20回山本周五郎賞受賞
2010年 - 『ペンギン・ハイウェイ』で第31回日本SF大賞受賞
2014年 - 『聖なる怠け者の冒険』で第2回京都本大賞受賞
2017年 - 『夜行』で第7回広島本大賞受賞
2019年 - 『熱帯』で第6回高校生直木賞受賞
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
最後に
最後まで見ていただきありがとうございます
あまり深く考えず
- ペンギンや少年の可愛さ
- 突き抜ける空の青さ
- 海を楽しみに待つ夏感
そんな所を感じるにはいい作品です
ペンギン好きなら本読んで映画見てみてね!
ぐんない